今回のラウンドVOD
簡単にどんなラウンドだったのかというと
- フェイク作戦(ローテ前提)を成立させるには、MIDコントロールが必須
- 足音・交戦などの情報を相手に渡さないため
- 「サイトを取った形のフェイク」は成立しやすい
- 相手にサイト内情報を与えにくく、リテイク配置を誘導できる
- 切り返し判断は「相手がカウンターを取ってこない=リテイク寄り」などの材料から行う
ラウンドを見ていく!!
1) Aメインをテイク

2) 防衛側のMIDテイクを確認 → 攻め側が一度MIDをチェックしに行く

敵のMIDテイクを見て、一度MIDをチェックしに行きます。

なぜMIDの取返し(再確認)が必要なのか
攻め側が防衛側のMIDテイクを見てMIDの取返しを行った理由は、最終的にローテを伴うフェイク作戦を成立させるためです。
- フェイク作戦をするなら、ローテ時に足音の情報や交戦が起きない状態を作りたい
- そのためには、MIDを相手に自由に使わせず、MIDコントロールを維持する必要がある
つまり、カメラなどでコントロールできていれば良いですが、こわされたりした場合はMIDをチェックしなおす必要がある、ということです。
自分たちがやりたい作戦(ローテを伴うフェイク作戦)を実行するなら、MIDはコントロールしなければいけない。マストのアクションです。
3) Bフェイクのアクションのかけ方

MIDの確認が終わった後はBへとリグルを行い、フェイクアクションをかけに行きます。

Fadeがいないのでプラウラーを使わないでコントロールする手段として、回収スモークを使ってピークアングルを増やしながらテイクしていきます。

回収を行い、ピークするポジションを増やして相手を翻弄します。
そして、人数を相手にばらす。Bメインに人が多いという情報を、あえて相手に与えます。
フェイクをしたいので、相手を引き付けるための行動です。
4) フェイクをしてローテ

Bサイトに対してPhoenixULTとNeonがアクションを起こし、エントリーを行います。
ここで良い点は、フェイクをするにしても「スキルでのアクション」ではなく、サイトを確実に取り切る形をULTで作っている点です。
ULTがあればサイトをとりやすい。相手もリテイクの配置をとりやすいので、このラウンドのようにサイトをとりきる形でのフェイクが成立しやすいです。
なぜ「サイトを取り切るフェイク」が良いのか
それは、サイトの情報を相手が把握できないことにあります。
ULTがないので相手はリテイク配置をとらない。カーテンだけのスキルアクションでサイトをとりきれなければ相手にエントリーしていないことがばれるのでフェイクとして成立しにくい。
たとえば、単にスキルだけのアクションでサイト内の敵を残してしまうと、「入ってきていない」ことが確定し、フェイクが短時間でばれてしまいます。
ですが今回のように、ULTがあれば相手がリテイクの配置をとってくれる(もしくは、とっていなくてもサイトをエントリーして倒しに行く)。
この形はフェイクとして強力です。ULTラウンドなので相手がリテイクの配置をとりやすい、ならサイトをとりきるフェイクの形ができるのでは?までを予想していたのかもしれないですね。
(自分たちがULTをもっている→相手がリテイク配置をとるかも→フェイクにしたいね!みたいな)

フェイクのアクションをかけて攻め側はローテを行います。
このときもMIDをテイクしてからのローテなので、ある程度「相手がMIDにいない」前提で、ローテの足音を聞かれにくい状況を作っています。(Bアクションで相手がMIDを詰めていない確証はないですが)
切り返しの判断(何を根拠に戻るか)

BサイトをとれたNeonの情報から、攻め側はBに戻る判断を行います。

Bサイトをとっても相手がカウンターをとってこない、プラントの待ちの状態を見て、Bがリテイクにしていることが分かります。
もし防衛側がサイトを開けるにしてもカウンター配置をとっているのであれば、サイトを人数をかけて取り返す択をとってきてもおかしくありません。
ですがそれをとってこないということは、リテイクをするための人数が足りていないことを意味します。
ということは、Aに今人数が多いのでは?と攻め側は予想していると思います。
さらに、Bサイトエントリーを行ったのにプラントを行わない状況を見て、防衛側も「BがフェイクでAが本命」と考えているはずです。
この考えを攻め側が読み取って次の行動に移します。
それが、AフェイクでBに切り返す判断

ここでAにいたFadeがULTをつかい、Aに対してアクションを起こします。
相手がBフェイクと呼んでいるタイミングでのAアクションなので、完全にこのアクションで釣れてしまいます。
このBサイト側の情報で、防衛側がどのような配置をとっていて、カウンターをとってきていないのか、フェイクとばれてAだと思っているのを利用する考え。
「かみ合いを作る」というのはまさにこの思考だなと思いました。
プラント後(マクロ有利 → ただし最悪のシナリオへ)

この状況、完全にマクロ有利なのは攻め側です。
防衛側は完全にAにつれてBを手放しているので、手放しているエリアが多いぶん、Bにいくまでケアが必要で足が遅くなります。
さらに、プラントがすでに済んでいるので、足が遅くなるけど早くいかないとリテイクの時間が削られてしまい、プラント遅延をされて攻め側の価値が確定する、というマクロが作られてしまいます。

ただ、プラント後にAメインに残っていたFadeがNeonに倒されてしまい、

BヘブンをたかめにとっていたNeonが倒されてしまいます。
Fadeのラーク選択肢と、味方生存の重要性
Fadeに関しては、

- メインから敵の後ろを追いかけるVODの形
- 自分たちのアタッカースポーン側からローテする方法
の2択があると思います。どちらを選んでも戦闘は起きるのは予想ができます。
なのでVODのようにたっぷりと時間を使い、相手が確実に見ていないタイミングを見て後ろを追いかけようとしていたので、ぎりぎりまでよみきった防衛側のNeonの読みが鋭かったといえます。
ただ、攻め側のNeonがヘブンを高めにとっていたのをみると、この状況だとカバーの取れないリスクのある戦闘が2つ起きる、という状況が作られています。
なのでVODがまさに最悪の状況で3v5というシナリオになってしまいます。

攻め側のFadeがゆっくりとラークをするのであれば、そのラークの時間で攻め側のほかの味方は生き残ることが最も重要なことです。
ラークをしている人が最後に残されてしまうと、防衛側もサイト・メインをクリアできてしまい、ラークがばれてしまうからです。
だからこそ、サイトにいる味方がラークが到達するまで生存する必要が、とても大事な行動ということです。
であれば、たしかにサイトをフリーでとれたけれど、Neonは生存を優先するべきだったのではと個人的には感じています。
たとえば、プラントの位置もオープンにして、シーズとPhoenixのモロ、Astraの吸い込みが残っているので遅延を行う。
自分たちはフェイクで逆サイトに相手を引きつけているので、
相手のローテ時間+遅延スキル+ラークを生かす(味方生存の形)
が作れれば、マクロを生かした細かい配置・スキルの使い方になっていたのではと考察しています。
裏リテイク(挟まれ回避)の判断
あと個人的には、

裏のワイヤーが反応して裏リテイクが来ているのを確認したら、前を抑えるのか、後ろを抑えるのかを判断しないと挟まれる状況になります。
今回のこの状況であればサイト中が2なので、メインに下がって抑えるという形はとれない。なので前を押す判断が必要だと思っています。

防衛側も裏リテイクをしている1側のFadeは、存在だけでプレッシャーなので先に倒されないように動くのがVCTレベルです。
なのでこのように、裏も気になる・正面が倒されて挟まれる、という状況を作った防衛側のうまいリテイクの形だったといえます。
さいごに
今回は以上です。攻め側のマクロの形、面白かったと思います。
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