2025/1/20

KilljoyULTをつかってエントリーもしないのにすぐにスモークを使った意図とは!?

KilljoyULTをつかってエントリーもしないのにすぐにスモークを使った意図とは!?

こんにちは、えだまめです。 今回からしばらく、1ラウンドを丁寧に解説する記事形式でお届けしていこうと思います。

というのも、1試合すべてをきちんと見ようとすると、UIの情報がないとスキルやマネー状況が分かりづらく、まとめるのが少し大変だからです。

とはいえ、オフシーズン中にも興味深い試合がたくさんあるので、その中でも「これは面白い!」と思った1ラウンドを丁寧に解説していこうと思います。

よろしくお願いいたします。


video

↑今回の解説ラウンドです。先にみてもいいし,記事をみたあとに復習として最後にみてもいいと思います。

contents

ATKがThriftyで取得のAのポストプラントポジショニングについて

マクロの解説

大まかな流れを説明

①キルジョイULTを置いてエントリー

image

②プラントを行い,4v5のポストプラントでのDEFのリテイクがはじまる

image

③瞬間的には4人がアッパーでフォーカスを合わせられるポジションをとって

image

④相手のアッパーリテイクをフォーカスを合わせることで止めていった

image

image

なぜこうもうまくいったのか,再現性があるのか

結論から言うと,個人的にはこのラウンドの再現性はあると思います。

ですが,<u>アッパーに強いATKがポジショニングをしたこととそれをかみ合わせるために相手にアッパーに誘導した</u>ことがポイントになります。

ミクロの解説

相手にアッパーリテイクを強要させるには

キルジョイULT→サイト中をとってプラント→アッパーと打ち合うのに有利ポジションをとって相手をアッパーリテイクに誘導させる。

という大まかな流れを成功させるためにどうスキルを使っていったのかを解説します。

まず1つ目のポイントは,『相手のリテイクをアッパーに誘導させる』です。

そのために必要なのがローワーに対してのワンウェイです。

でもワンウェイってセットしてすぐだとワンウェイを出すよりも相手のリテイクのほうが早いことありますよね。

ですが,今回の例のように計算されたスキルの使い方をすることで相手のリテイクの時にワンウェイを出せるように行っていました。

まずそれらを解説する前にKillJoyULTの時間を確認してみると,

image

13秒です。

よくあるKillJoyULTのエントリースキルセットの使い方はだいたいULTが残り5秒あたりでサイトにDEFがいなくなったタイミングをエントリーのタイミングとして,CTにグレなどを入れてカウンターやファストリテイクをされないようにしつつエントリーを行うと思います。

image

ですが,実際にはULTの1秒半くらいでスモークを入れていたのです。

これが1つ目のポイントです。

image

そうなんです。普段のエントリーのようにスモークを使うとリチャージに30秒かかってしまいます。そうなるとポストプラントでローワーにワンウェイスモークを使うことができなくなってしまいます。

なので,エントリーはまだしないけどあえてスモークをはやくつかう。はやくつかうけどスモークがはれる15秒の間にはサイト中までのエントリーを済ませているのです。

↓イメージの図解

KillJoyULTの1秒半後にスモークを入れてULTの終わる2秒前くらいからエントリーを始めて5秒くらいでサイト中までエントリーしています。

image

ただ,マーケットとCTへのスモークの時間に差を作ることで同時にモクが晴れない工夫をしたとはいえ,

ローワーへのワンウェイをいれるまでにスモークのない7秒の空白の時間が生まれます。

その7秒を耐えるためにリコンやパラノイアなどのスキルをつかい時間を稼いでいたのです。これが2つ目のポイントです。

CTに向かってパラCTに向かってパラ

リコンリコン

なぜパラノイアやリコンが残っていたのか。それはKillJoyULTをつかってサイトを安くとることができたから。

ULTがないときにもっている自分たちのスキル量が100に対して,ULTのあるときは120あると考えることができます。

image

なので,普段セットの時に100のうち50つかっていたけど,ULT20があるなら普段のセット50+ULT20で合わせて70にするのではなく,20を節約して50になるようにスキルを減らしてセットは行うという考えがあります。

画像のスキルや数字は適当。画像のスキルや数字は適当。

image

なので,今回のようにKillJoyULTがあるときは20をULTでカバーできるのでエントリーで使うスキルを20節約してパラとリコンが残ったということです。

こうしてULTで節約できたスキルをカウンターとして残しておくことができ,ワンウェイをたくまでの時間を稼ぎつつ,炊くことができればDEFをアッパーに誘導できピストルではあるものの打ち合いで勝負することができたのです。

まとめ

  • 相手に<u>アッパーリテイクを強要させて</u>アッパーに<u>強いポジション取りを行いポストプラントを迎えた</u>
  • <u>スモークを使うタイミングを調整してローワーにワンウェイを入れられるように計算</u>をしたこと,<u>ULTがあることでカウンターにスキルを残しスモークのリチャージ時間を稼げた</u>こと

補足

image

アッパーリテイクにさせるためにローワーにワンウェイを炊いてオーメンとジェットがプレッシャーをかけていたのも強要させる要素の一つです。

こういうプレッシャーもかけつつ,アッパーにフォーカスを合わせる瞬間づくりというのはミクロの打ち合いですごく大事だなと感じました。

最初からアッパーに誘導するのであれば,スモーク1個でサイト中にみんなでいってエントリーすればいいじゃん

image

image

となるかもしれないが,マーケットとCTにスモークを使うことで相手に手前のエリアをとらせるためにスキルを使わせたのもポイント。

image

image

手前スモークから一気に入ると,相手に手前のエリアを捨てていることを見透かされてしまい,手前のエリアリテイクでスキルをつかってくれずその分のスキルがサイト中に飛んでくることになるのでサイト中が耐えられなくなってしまいます。

image

なので,エリアは取らないとはいえセットスモークをきちんと使うことが大事。

もっというと,

image

このラウンドより前にBサイトのポストプラントでサイトにひく配置ではなく前目で守るのを見せておくラウンドがあるとなおよいと思います。

このラウンドを見せてからやるだけでだいぶ違う。相手がちゃんと手前のエリアをとるのにスキルをつかってくれるから。

追伸

Xでの更新頻度ってどのくらいがいいのかなと悩んでいます。ZETA戦のHAVENで知ってくれた人が多いと思うので,今回のような記事ってどうなのかなーって思いながら作っています。。。

どうっだったでしょうか?

もしこんな感じの記事でいいよ,っていう方がいればXのポストのいいねを押していただけると,需要を再認識できるのでよろしくお願いいたします。

いい感じだったら、TEN VALORANTの試合を他にもメモしてるラウンドがいくつかあるので公開していこうかなと思います。

(50いいねがラインだと思ってます。よろしくお願いいたします🙇)

またMarshmallowで自分に聞きたいことやVALORANTのおもしろい試合を教えていただけると嬉しいです。

https://marshmallow-qa.com/1xi8cfs2z0iwd3j?t=i3fVFl&utm_medium=url_text&utm_source=promotion

この記事をシェアする