ホールドの目的

①リソース的な理由

  1. セット時のリソース
攻め側でセットの時に索敵スキルがない時にリチャージを待つ動きもホールドにあたります

ボムを持ったキルジョイを待つため、スモークがリチャージされてから安全にエントリーをしたいからという理由があると思います。あとは緩急の問題もあると思いますが。
セットに必要といわれる重要なエリアをとってから切り返すという動きを見せておき、ホールドを入れることで切り返したようにみせたい、重要なエリアをリテイクする相手をキルしたいという理由もあると思います。

  1. ポストプラントのリソース確保
プラントをしたあとにカウンターのスキルがない時にもプラントを待ちリチャージをまつためにホールドをします

攻め側がエントリーしましたが、そのさいドローンでサイト中が空だというのがわかっています。
つまり、防衛側はリテイク配置をとっているということです。
防衛は普通サイト中で守る場合はエントリーに対してカウンタースキル・遅延スキル等をつかいますが、サイト中を空けてリテイクという配置をとる場合は、スキル等はリテイクに温存します。

つまり、攻め側がセットにスキルを使った直後、リソース面では不利になっている、ということです。
攻め側は武器有利である者のリソース面では不利になり、ファストリテイクを受ける可能性があるということです。

なので、攻め側は武器有利なのでフォーカスをあわせておき、一度リチャージのためにホールドをしたいというのが理由にあったと思います。
(SovaがバンダルをKilljoyに渡したいというのもあったかもしれないですが)

②エリア的な理由

とったエリアをキープしてメリットを生む
  1. 相手に取らせたくない
ホールドしたエリアの情報をとらせたくないとき
たとえば中盤や終盤で防衛側がメインの情報をとってくるのに対して、索敵を壊してそのサイトのセットの可能性を作っておきたいなど

  1. 自分たちがもう一度そのエリアを使いたい
一度スキルを使ってクリアリングしてとったエリアをもう一度使いたいときに、また索敵などのスキルを使うのは無駄ですよね。なんならスキルで取ったエリアが相手にばれてしまいます。
なので一度とったエリアをもう一度取り返す動き・リソースを使う動きをなくすために使う。

たとえば、MIDをとったあとにデュエリストをひとりおいて、いつでもMID展開ができるようにしておく。このままMIDを使っても良いがカウンターなどを受けたときに一度メインに切り返す。
こうすることで防衛側だとMIDにフォーカス⇒こんどはメインにフォーカスがうつりMIDが動きやすくなる。メインからMIDに再展開するときにスキルを使わないで済むのでスキルという情報で相手にばれなくなる。など。

VODだと最終的にJettがラークをすることになりますが、JettをMIDにおいてみんなでめいんをとったあとに再度MIDから展開も可能だったと思います。

2回目のMID展開ではJettがとれているのでドライで上がることができ、スキルを使わないことでMIDをとっているのがばれにくい、メインを一度とっているのであいてがメインをクリアするまでばれにくい。という状況にもできたと思います。

結果的にデュエリストを置いておくという作戦もとてもよく、MIDをとったあとにメインをとりに行っても相手視点デュエリストが一緒にいると考えるのが普通なのでセンチネルのラークよりもイメージがなく刺さりやすいものだと思っています。


③カウンター的理由

  1. シャーペン・逆襲の対策

相手がサイト中で守っているのをみて、CTから流れ込んでくる・シャーペン・逆襲をしてくると考えてのホールド
直にサイトにエントリーするのではなく、手前のエントリーまで済んだら一度足を止めることで、カウンターをできるように体制を整える目的。


OmenULTでサイト中に飛んでバックで時間を稼ぎCTからリテイクしてもらい攻め側のエントリーを挟む配置を防衛側がとるという作戦がはやっているのでその対策だと思います。

  1. キルをとった後のホールド
過去のポストを見つけられなかったですが、Boaster選手がPremierのアドバイスか何かで拝見したと思うのですが、
攻め側がワンピックを取れた後はホールドをする。何もしない。相手が詰めてくるからだ!
みたいな内容だったと思います。
ワンピック後のキルの拾い方の1つとしてホールドを使うこともあるということです。

VODのように
キルをとる→ホールド→固まってセットしに行くというやつですね。

キルをとってから即展開するのではなく情報をとり・時間を空けることで相手の防衛配置をもう一度分散させて人数有利でセットをしたいという目的もあると思います。



以上がホールドの例になります。
ここからはホールドを使った作戦を1つ紹介します。


作戦を紹介

「ViperのULTから配置をよんで、ホールドという効果を発揮」

解説する試合はこちらです。


スタートのポジションは

1:401:40

このような配置になっていて、
Aメインのコントロールから行おうというのがわかります。
しかし、AメインにViperULTを使われたことを受けて一度足を止めることになります。


0:400:40

最終的にはAメインを「ホールド」という動きをとり
アクションをとらずに時間をたっぷりと使い最終的にBにViperカーテンを置き、KAYOがBにフェイクアクションを試みます。


そして

0:380:38

フェイクのアクションにかかりBサイトへのローテが始まると同時に
防衛側の配置は14配置になります。まさにセット(フェイクではあるが)に対応して配置をとったというわけです。

ここで相手が揺さぶられることになった理由について解説しようと思います。


ポイントは2つ 「ホールドがなぜ機能したのか」「配置を読むとは」

「ホールドがなぜ機能したのか」
それは、
今までにどういう配置をとっていたのか、というのももちろん考える上では重要な要素になりますが、このラウンドの情報だけでも相手の配置をおおむね予想できると思います。
とくに相手の構成の守り方と防衛がViperULTを初手で使ってきたというのがポイントでしょうか。

考えてほしいのですが、ViperULTを使ったサイトに

image

センチネルCypherを後ろに配置しますか?

こたえはNOです。AサイトにViperULTとCypherを配置してはBが止まりません。
もちろん、Omenのパラで一回止められるとか相手がYoruULTをもっているから無理につっこんでくるという予想でViperとCypherを同じサイトにおいて強固な守りにする。という可能性もゼロではないですが、低いと思います。

まあどんな作戦も100:0のような絶対!なんてないので、今はとりあえず丸く考えてみましょう。



つまり
メインにViperULTをつかったのを見ると逆サイトであるBサイトにCypherが配置しているというのが予想できます。


ここでフェイクにかかる前に防衛がどのように配置をとって情報をとっていたのかを確認してみましょう。
こんなかんじです

1:201:20

これがホールドを機能させたポイントです。
そうなんです、どちらのサイトもメインの情報をつかめていないのです。
だからホールドしてもばれなかった、最終どっちに攻めてくるのかがわからないのでフェイクが刺さるという状況なのです。


なぜ防衛がメインの情報をとらなかったのか。
それは構成的な問題があります。

そもそもセンチネルのサイトはトラップスキルです。
なのでメインを前目にとって情報をとってもあまりメリットがありません。
引いて守るスペシャリストなわけですから。


過去にも再三言ってますが

image

センチネルがよったところでスキルが何もないわけです。
マクロ的なメリットがあってもキルジョイが寄るということ自体にメリットを自分はあまり感じません。

もちろん人数を増やせるというメリットはありますが。。

あと、センチネルのサイトをあえて前目にコントロールするというラウンドもありますが、
それはあくまで相手に配置がばれてから行う作戦であり、イレギュラーな動きなので普通は行いません。


少しそれましたが、
つまり、
①AメインにViperULTということは、②CypherがBであると予想できる
⇒つまり、どちらもメインはコントロールしてこないという予想が成り立つので、ホールドとフェイクアクションが刺さる!という予想ができるいというわけです。

なのでフェイクに刺さるという状況を生かしてのホールドからのセットだったというわけです。
もちろん!YoruULTがViperのアンチとして攻略できるというのがあったと思いますが。